ナイロンコードは、形状や太さによって、切れ味や静音性が異なります。

鋭い角(エッジ)を持たせれば破断性能は向上しますが、その反面、コードの摩耗が早くなります。ツイストまたはスクリューと呼ばれる形状は、角をもつコードに”ねじれ”を加えることにより、コードの空気抵抗を減らして風切り音を抑えています。

作業場所の特性 ― 障害物の有無、周辺への音の配慮、草の種類や高さ、作業場所の広さ ― などを検討し、コストパフォーマンスのよいコードをお選びください。

耐久性切れ味静音性
丸型 ★★★
四角型 ★★★★
六角型 ★★★★★★★
四角型スクリュー ★★★★★★★
六角型スクリュー ★★★★★★★★
2面ギザ刃 ★★★★★
4面ギザ刃 ★★★★★★
ナイロンコードの特徴比較

チャート表

ご使用のローターに適合するコードの形状と太さは?
ローターによって、使用可能なコードの口径が異なります。ご使用のローターの取扱説明書などでご確認ください。エルタ製のナイロンコードローターについては、こちらを参照ください。
作業場所に縁石や塀などの障害物は多い?
縁石や塀がある場所でもキックバックの心配をせずに、キワまで安全に刈ることができる。まさにナイロンコードローターの強みが発揮する場所です。とはいえ、障害物が多ければ、ナイロンコードの摩耗も早まります。耐久性のある丸型や四角型を選んで、コストパフォーマンスも考えましょう。
生えている草の特性は?
茎は太いが破断しやすい草、細くてしなやかなツル状の草、背丈のない草など、草の特性は様々です。主なターゲットとなる草の特徴を見極めて、コードを選びましょう。コードが太ければ威力は増しますが、ローターを回転させるエンジンに負荷がかかります。切れ味と威力のバランスが大事です。
面積はどのぐらい?
ナイロンコードは摩耗していきます。刈る面積が広ければ、ナイロンコードも大量に必要になります。耐久性のよいコードなら、コード交換の回数が少なくて済み、作業効率が上がります。
作業時の騒音を抑える必要がある?
ナイロンコードローターはナイロンコードを高速で回転させていますので、風切り音が発生します。住宅地などの騒音が気になる場所なら、空気抵抗の少ないスクリューがおすすめです。